初々298
ふんわりした話し方とさわやかな笑顔とエクボがとってもキュートなメイちゃん20歳。彼女は高校時代バレー部に所属していた体育会系女子だ。初体験は高2の冬。当時の彼氏の家でロストバージンをし、経験人数も2人と至って普通の恋愛遍歴を持つ純朴な女の子だ。そんな彼女がなぜ今回のAV撮影のバイトに自ら応募してきたのか。現場に向かう道中それとなく尋ねてみた。彼女の可愛らしい笑顔が一瞬曇ったように見えたが、ハッキリとした口調で語ってくれた。私の目線で話の内容を話すならば、要は彼氏の借金の肩代わりだ。しかし彼女は強い使命感にかられていた。『彼は私がいないと何にもできないんです』そう言う彼女にとって彼氏は、彼女のアイデンティティそのものなのだろう。不遇な家庭環境に身を置いていた人間は、常に人恋しさと隣合わせで、「必要とされている自分」を求め、そこに己の価値を見出そうとする。単にダメ男に振り回されている可哀想な女の子に思えるが、そうでもないのだ。「彼のために頑張っている」それだけが今生きてる理由になる。自分のために彼氏を愛しているのだろう。それもまたひとつの愛の形である。カメラマンである私がそこまで肩入れするべき話題ではないが、彼女
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2014/04/10