素人個人撮影、投稿。120
キャバクラで働いていると言う彼女。彼女にはどうしてもお金が必要な理由があった。と言うのも彼女が中学生の時、ITバブルで日本が沸き返っていた時である。資産家である彼女の父はそこに目をつけたのだった。「これからはITの時代や!!」と、新しい会社を起業しどんどん金をつぎ込んだ。だが、ITのいろはも良くわかっておらず、ついこの前までITをイットと読んでいた父。あっと言う間にITバブルは弾け、残ったものは多額の借金だけだった。そしてその借金を残したまま父は蒸発。保証人だった母がそれを払う事となった。とは言え、お嬢様育ちで身体が弱く専業主婦の母には荷が重すぎた。働きに出てみるものの、体調を崩し寝こむ。そんな繰り返しの毎日で利子を払う事もままならなかった。いつしか彼女は「そんな母の代わりに私がなんとかしないと」と思うようになっていた。高校を卒業すると、地元の商社に就職した。だが所詮は新入社員。同年代としては悪くはない稼ぎではあるのだろうが、借金を返していく為には少なすぎる。さてどうしたものか。その時思いついたのがキャバクラだった。幸い、お酒にも強いし、人と接する事も嫌いではない。No.1になれば年収もすごい額だろう。その時
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2012/05/10