初々225
20という歳は大人とも●供ともつかない、微妙な年頃である。特に最近の娘は実年齢と精神年齢が噛み合っていないことが多いと感じる。もちろん精神年齢が低いという意味で。私は長年この商売をしているのだが、最近は特にこの傾向が顕著に見られる。今回この撮影にやってきた「喜多川英梨」もその一人だ。顔や体つきはもう立派な大人なのだが、どうも話し方と、雰囲気、考え方が幼稚過ぎる。そもそもこの撮影に来た理由が、軽すぎる若者の性意識を象徴しているように思えた。しかし逆に言えば、それは私にとっては好都合だった。彼女の話し方に合わせ、こちらも若者風の話し方で接していると、最初は緊張していた彼女も段々とリラックスしてきたようだ。彼女という人間に興味を持った私は、失礼だと思いながら、彼女の過去の話しを聞き出すことにした・・・。彼女の出身は東北地方の田舎だ。小さい頃から田んぼや畑や山で遊んでいた。周りに娯楽施設らしきものはなく、本当にそれくらいしかやることがなかった。よく遊びにいく山に、産業廃棄物の不法投棄の山があった。そこは秘密基地として彼女の遊び場所と化していた。ある日その産廃の山の中に、大きなタイヤを見つけた。そのタイヤは本当に大きく
2035回
2011/01/28